37歳ドヘニー「続きができるなら本当にやってみたい」 腰負傷は「6Rに神経痛めた」とトレーナー説明

2024年09月03日 22:06

格闘技

37歳ドヘニー「続きができるなら本当にやってみたい」 腰負傷は「6Rに神経痛めた」とトレーナー説明
<ダブル世界戦 井上・ドヘニー>7回、ドヘニー(右)にTKO勝ちした井上(撮影・島崎 忠彦) Photo By スポニチ
 【4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ   井上尚弥―TJ・ドヘニー ( 2024年9月3日    東京・有明アリーナ )】 世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)に挑戦したWBO世界同級2位のTJ・ドヘニー(37=アイルランド)は7回開始直後に腰を痛め、TKO負けとなった。
 試合はまさかの結末を迎えた。7ラウンドの開始ゴングが鳴って、数発のパンチを尚弥から打ち込まれるとドヘニーは腰をおさえて棄権して尚弥のTKO勝利となった。

 ドヘニ―は足を引きずりながら赤コーナーに向かって尚弥陣営に感謝。そして尚弥を称えた。青コーナーに戻ると、椅子に座ると痛みが増したのかコーナーにもたれる形で陣営と会話。そして息子とも会話をかわして、笑顔を見せた。そして5~6人の助けを受けながらリングを降りて、陣営に肩を借りながら右足を引きずって退場した。

 4人の子供を持つ父親でもあるドヘニ―。仕事とボクシングを両立するほど勤勉さもある。今回も仕事しながらファイトキャンプに臨み、自信を持って“モンスター”尚弥の対角に立ったが奮闘むなしく敗れた。

 試合後の会見でヘクター・バミューデストレーナーは「今現在は大丈夫。医師の診断を受けて休んでいる。7ラウンドでのケガのように見えたが、その前に痛めていた。神経が少し痛んでいた。コンビネーションで出した3発のパンチがダメージだったと見えたかもしれないが、その前のラウンドですでに痛んでいた。その後に本格的に痛みをました」と説明した。

 プロモーターのマイク・アルタムラ氏は「リカバリーに尽くしているところ。腰の方の神経を少し腰にパンチが当たって痛めてしまったのが6ラウンド目。そしてコーナーに戻ってきてからも立て直して戻れると思ったが、痛みが悪化した」と補足。そしてドヘニーのコメントとして「もし、明日6ラウンドの続きができるようならば、本当にやってみたいという思いでいる」と伝えた。

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