金子繁治さんの孫・佳樹 11・3東日本新人王決勝へ 東海大菅生時代は中日・田中幹也と同部屋
2024年10月05日 16:48
格闘技
元々は野球少年で東海大菅生高2年時には甲子園に出場。3年時には現・中日の田中幹也内野手(23)とも同部屋で、八王子高との決勝では「7番・左翼」で先発出場。延長11回の末、3―5で敗れあと一歩で甲子園を逃すなどプロ野球選手を目指していた。
関東学院大卒業後は不動産会社に就職も「物足りなさを感じた」と転職を決断。そのタイミングで父・賢司トレーナーや、叔父・健太郎会長らと相談し、ボクシングジムを継ぐために22年4月からボクシングを開始。「僕の性格上やるからには突き詰めたい。行けるところまで行きたい気持ちは持っているので、今こういう形で本気で取り組ませてもらっている」と23年11月にデビューし、4連続KO勝利と本格的に競技をスタートさせた。
「ボクシングは勝った時のうれしさや、充実感がある。試合ではスポットライトが全部自分に当たる。自分のパンチで会場が湧くというのは野球では少ないシーン」と早くも競技の魅力に取りつかれている。53年に東洋(現東洋太平洋)フェザー級王座を獲得し、日本人初の東洋王者となった祖父は過去に新人王も獲得した。「もちろん祖父と同じ新人王を獲れたら。一つの目標ではあるがさらに強くなっていくための通過点。組んでいただいた一戦一戦を戦っていきたい」と一歩ずつ偉大な祖父に近づく決意を明かした。
試合当日はU-NEXTで独占ライブ配信される。