13日にビンス・パラスとラバーマッチに臨む京口紘人へ 元世界王者の竹原氏「倒せよ!」
2024年10月05日 18:29
格闘技
竹原氏は「ホメて伸ばした方がいい(笑い)」など気さくに声をかけながらワンツーや、そこから左フックまで3連打などを受けた。それぞれミットで受けた印象について、畑山氏は「(以前にミットを持った際は京口が試合直前という状況ではなかったこともあり)全然、スピード、キレが違いますね」と舌を巻いた。竹原氏は「スピードに回転もある」、渡嘉敷氏は「成長している。フライ級が合ってるんじゃないか」などと称えた。
今年5月の試合の印象について竹原氏は「まあ、消極的かなと。(京口は)自分が(採点で)勝ってると思っているからだろうけど。(試合後の京口が)悔しがるのを見て、自分がハッキリした勝ち方をしないのに、なんで悔しがっているのかと思った」と語った。渡嘉敷氏は「防衛戦をやっているのかと思った。(ノンタイトル戦で2人とも王者、挑戦者の立場ではないため)同格で見れば、押されているようにも見えた」と述懐。畑山氏は「いずれにしても、これぐらいの相手には差を見せて勝たないと」と指摘した。ここで竹原氏は「倒せよ!」と一言。畑山氏から「倒す、倒さないは結果だから…」と軌道修正され、竹原氏は「倒すという気持ちを持って戦わないと」と言い直した。
これを受け、京口は「防衛戦で戦った経験もあったので、前回は違う展開で上回りたいというのがあった。それが裏目に出た。ダイレクトリマッチが決まり、奪われたランキングも全部を取り返す気持ちで初心に返ってトレーニングに取り組んでいます」と意気込みを示した。
また、再戦について渡嘉敷氏は世界戦でルペ・マデラ(メキシコ)と実に4度も対戦し、初防衛戦で判定勝ち、5度目の防衛戦を引き分けて防衛成功したものの、6度目の防衛戦と立場を代えての再戦に敗れた。同氏は「(初防衛戦で)勝っても、また(マデラが)世界1位まで上がってくるわけよ。本人の控室に行って“もう、やめようぜ”と言いたくなるぐらいだった」と振り返った。再戦の経験は2度までの畑山氏は「再戦はやりづらい。お互いに手の内がわかっているから。気の毒だと思う」と話した。
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