村田昴 9回TKO勝ちでWBO-AP新王者 プロ初のダウン喫するも連続KO継続で無敗対決制す

2024年10月05日 22:16

格闘技

村田昴 9回TKO勝ちでWBO-AP新王者 プロ初のダウン喫するも連続KO継続で無敗対決制す
9回TKO勝ちで新王者となった村田 Photo By スポニチ
 【プロボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王座決定戦   村田昴(帝拳)《TKO9回2分46秒》山崎海斗(六島) ( 2024年10月5日    後楽園ホール )】 元アマ全日本王者の村田昴(すばる、27=帝拳)がダウンの応酬の末、9回TKO勝ちし、初のタイトル挑戦で新王者に輝いた。
 初のメインイベンターとしての緊張からか「体が硬くなってしまった」と1、2回はやや手数で劣勢に。3回に右フックからダウンを奪ったが、7回に相手の強烈な右フックを浴びてまさかのプロ初のダウンを喫した。

 それでも再開後は冷静にクリンチを使うなど、足を使ってしのぐと、9回にコーナーで猛攻を仕掛け、鬼気迫るラッシュを浴びせ相手に10カウントを聞かせた。試合後は「チャンピオンになる姿を見せられてホッとしている。ベルトを持って囲み取材を受けられて幸せです」とベルトを腰に巻き破顔した。

 元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏に憧れ、小学5年でボクシングを始めた。この日は長谷川氏の現役時代の入場曲、エンヤの「Once You Had Gold」でリングイン。「タイトルマッチだったし、憧れの長谷川さんの入場曲で気合を入れようと思った」と振り返り「試合後はおめでとう、と言ってもらえました」と白い歯を見せた。

 山崎との日本人同士の無敗対決を制しても気を引き締める。「このレベルでは世界はまだまだ。課題の守備面を磨いて、防衛を重ねながら上を狙える実力をつけたい」と高みを見据えた。

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