角田は初の日本GPでポイント届かず13位 中断中は「1秒でも早く走りたかった」「悔しさ増した」
2022年10月09日 18:11
クルマ
「ポイント(獲得)で終えられなくて本当に残念ですけど、マックス(フェルスタッペン)選手がチャンピオンを獲ったので、そこはマックス選手に感謝ですし、改めて凄い選手だなと思いました。何よりホンダが大会(日本GP)スポンサーで、日本人のファンの前でホンダエンジンがチャンピオンを獲れたので、一日本人としても光栄に思います」
――スタート前は緊張したか。
「いつもどおりの感じでした」
――スタート直後のコンディションは。
「スタート直後は結構水しぶきが上がってて、正直、前が全く見えなかったので、路面コンディションっが分かりづらかった」
――その中でポジションを上げていたが、走れる状況ではなかった?
「そうですね。全く走れる状況ではなかったです」
――その後中断が長かったが、どのように待っていた。
「本当に早く始まらないかなと。みなさんが大雨の中でずっと待っていたので、1分でも1秒でも早く走りたかったです」
――リスタートしてラッセルの前に出た。
「正直、向こうの方が全然ペースが速くて、抑えていこうと、取りあえず自分のタイヤマネジメントに集中した。ラッセルには抜かれたら抜かれたで」
――車のペースは金曜日もウエットコンディションであまり良くなかったが、今日はどうだった。
「そのキャラクターは今回も出てて、少しは抑えられたと思うんですけど、やっぱりその状況は改善されずに、インターミディエイトを変えずには終えられない状況に陥ってしまいました」
――もう少し速く新品のインターに変えられれば。
「そうですけど、正直ボクはそこでステイするのかなと思っていた」
――チームの指示。驚いた?
「驚いたというか、とりあえず入って」
――初めての日本GP。
「目の前で国歌が流れたり、本当に日本人として光栄なことを体験できた。凄く力強い気持ちでレースに入れました」
――(中断中)お客さんに手を振っていた。
「そうですね。待っている間、できる限りのことはしたいなと。少しでも楽しんでもらえるようにという」
――完走できた。
「とりあえず完走して、あとは少し良いオーバーテークもして、そこは良かったかなと思うんですけど、何よりもポイントで終わりたかったというのが正直な気持ちで、本当に毎コーナ、毎周ああやって日本人の方々の景色を見ると、期待に応えかったと悔しさが増しました」
――ドライでやりたかった?
「ドライでやりたかったのはそうですけど、どっちでもよかった。まずは(リスタートは)9番手でスタートできたことはよかったかなと思います」
――車のパフォーマンス的にはやれることはやった?
「そうですね。取りあえず最小限、やれることはできたかなと」
――自己採点は。
「ポイントで終えられなかったので、その分引かれますけど、8点ぐらいですね」
――満足と悔しさはどちらが大きい。
「ボク自身としては満足はないですね。ポイントで終われてないんで。ああやってオーバーテークと、自分ができる限りのことはできたので、そういった意味ではましかなと。その分、悔しさは増しましたけど。9位でスタートしたので。それは悔しい限りです」
――最初の難しいコンディションで3台ぐらいに抜かれた。
「本当に前が見えなかった。ただスタートは良かったので、蹴り出しで何台かオーバーテークして、それはよかったなと思います」
――鈴鹿をF1の舞台で走った。違いは。
「全然違いますね。前走ったのがF4で、40秒ぐらい違うので、全てが本当に早送りって感じですね。ビデオを早送りしているまんまって感じです」
――雰囲気は。
「雰囲気も全然違います。それこそGTもそうですし、Fポンも、全然レベルが違いますし、あんなに歓声の上がる光景や体験は人生1回ないので、そこは本当にみなさんのおかげで楽しむことができました」
――成長を感じた部分は。
「予選ラップとかデグレラレーションとか、今回のレースで最小限良いパフォーマンスはできたので、そこはいい成長と思います」
――レース前、岸田総理にレーシングスーツをプレゼントしていた。前から決めていた?
「前日ぐらいですね。来られると知らなかったので、チーム全員で」