【F1第18戦日本GP決勝 ( 2022年10月9日 鈴鹿サーキット=1周5・807キロ×28周 )】
今季限りでの引退を表明しているアストンマーチンの元世界王者セバスチャン・フェテル(35=ドイツ)が“鈴鹿ラストラン”で6位に入った。9番手からスタートし、いきなりアルピーヌのフェルナンド・アロンソ(スペイン)と接触。17番手に順位を落としたが、2時間以上におよぶ中断から再開後、過去4度優勝している鈴鹿で鮮やかな走りを披露。最後はアロンソとの“1対1”を制した。この日の「ドライバー・オブ・ザ・デー」にも選ばれた。
日本が大好きなフェテルは8日の予選では、チームスタッフとの無線で「アリガトウゴザイマス、スズカ」と日本語で感謝を口にした。取材には「一番」と書かれた鉢巻き姿で対応。この日のガレージに日の丸の赤い部分に車番の「5」を入れ、日本語で「ありがとう鈴鹿」と大きく書かれた旗を掲げていた。6日の公式会見では将来、鈴鹿で1回だけ“現役復帰レース”を行う可能性も示唆していた。