“藤井を止めた男”佐々木勇気八段 再撃破で4連覇阻止だ 普段通りの食事で絶好調保つ!? 5日竜王戦

2024年10月05日 05:00

芸能

“藤井を止めた男”佐々木勇気八段 再撃破で4連覇阻止だ 普段通りの食事で絶好調保つ!? 5日竜王戦
ポーズを決める藤井聡太竜王(右)と佐々木勇気八段(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 5日に東京・渋谷のセルリアンタワー能楽堂で開幕する将棋の第37期竜王戦7番勝負第1局を控えた4日、藤井聡太竜王(22)=王将を含む7冠=と挑戦者の佐々木勇気八段(30)が同タワー内で行われた前夜祭に参加した。佐々木は2017年に藤井のデビュー30連勝を阻止した因縁の相手。タイトル初挑戦となる今回、藤井の竜王4連覇も止めるのか注目されている。
 温かい拍手に迎えられ、藤井とともに登場。ダークグレーのダブルスーツに身を包み、落ち着かない様子で会場をキョロキョロと見渡しながら舞台に立った。挑戦が決まってからは、対局開始と同じ午前9時に盤に向かってきたといい「竜王戦モードで準備してきた。最善を尽くしたい」と意気込んだ。

 今期15勝2敗、勝率8割超えと絶好調。藤井とはデビュー30連勝阻止に加え、今年3月放送のNHK杯決勝で下し初優勝。大一番で白星を手にしてきた。同じ石田和雄九段(77)門下で同年代の高見泰地七段(31)は本紙の取材に「しっかりご飯を食べられているかが調子のバロメーター」と明かす。実は佐々木、食べることが大好き。今回の竜王戦では昼食、おやつともに複数の注文が可能か事前に確認済みだ。「普段通りの食生活を整えて、対局に臨もうとしてるんでしょう」と笑った。

 兄弟子の勝又清和七段(55)によると、佐々木は鹿児島・指宿名物「砂むし風呂」も好き。「第6局が指宿対局。最速での勝利を願いますが、接戦にもつれ込んだなら指宿でも頑張ってほしい」とエールを送った。

 前夜祭で藤井は「(佐々木は)攻めの鋭さが特徴。お互いの読みがぶつかり合う将棋を指したい」と力を込め、佐々木も「終盤まで良い勝負で戦いたい」と気合十分。絶対王者の“竜”を丸のみにできるか。新たなシリーズの幕が上がる。(小田切 葉月)

 ◇佐々木 勇気(ささき・ゆうき)1994年(平6)8月5日生まれ、埼玉県出身の30歳。5歳で将棋を覚え、10年、史上6番目に若い16歳1カ月でプロ入り。対局中には「温泉水99」というミネラルウオーターを愛飲。趣味はバスケットボール。

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