史上3頭目の天皇賞・春連覇を飾ったフェノーメノ(牡5=戸田)は一夜明けた5日、美浦の自厩舎で疲れを癒やした。同日午前3時半に京都から帰厩。5時18分頃に震度3の地震に襲われたが、担当の箕輪厩務員は「全然動じてない。行きも帰りもゴールデンウイークと思えないほど、輸送がスムーズだったのも良かった。帰った後はいつも通りに馬房で1回ゴロン。あす(6日)運動に出たら、ケロッとしてると思うよ」と元気いっぱいの愛馬に目を細めた。
今後は近日中に決まるが、レース後に戸田師は秋に備える方針を示唆している。同厩務員は「最後は底力でしょう。(日経賞に続き)2度続けて、負けるわけにいかないから。俺も府中育ち。ここまできたら、秋の天皇賞(11月2日、東京)も勝って、テイエムオペラオーと並びたい」と、史上2頭目の天皇賞3勝の偉業に思いをはせた。