【ヴィクトリアM】東京マイル合うデンコウアンジュの一撃
2017年05月10日 05:30
競馬
昨年のエリザベス女王杯11着後に放牧を挟み、今季は阪神牝馬Sで始動。休み明けに加えて重馬場で苦戦を強いられ7着だった。叩き2走目の前走・福島牝馬Sは後方から向正面で一気に押し上げて2番手へ。締まった展開で早めに動いた分、差し馬にのみ込まれたが見せ場十分の4着。能力の片りんを示した。
「前走は小回りだったし、苦肉の策。最後は苦しくなって、だいぶ内にモタれましたね。その分、追えなかったけどバッタリ止まってはいなかったので」
舞台は福島から東京へ。振り返れば東京マイルは一昨年のアルテミスSでズバッと差し切り勝ち。前々で押し切り態勢に持ち込んだメジャーエンブレムを捉える会心の勝利だった。のちのG1・2勝馬を負かした実績は光っている。
「東京なら直線が長いし、ためて切れ味を生かす競馬ができると思います。去年の秋華賞(9着)とエリザベス女王杯(11着)は少し距離が長かったのかも。その点、東京マイルは一番合っていそうですね」
加納助手が言うようにコース替わりは大歓迎。うまく展開がかみ合えば…。強烈な一撃があっていい。