【ヴィクトリアM】リーサル 15年2070万馬券“再現”だ!
2017年05月12日 05:30
競馬
まず、臨戦過程がにおう。中山牝馬S15着→福島牝馬S5着からの参戦。ミナレットも同じローテーションを11→5着と前哨戦で復調気配を漂わせていた。リーサルを管理する武市師は「ここ最近はカイバ食いが良くなってきた。以前はあったトモの緩さも抜けて走りのブレがなくなってきた感じですね」と手応えを伝える。
トモの成長がもたらす効果は、この舞台にピタリと当てはまりそうだ。師が「凄く収穫があった」と話す前走、それまでの後方待機策から一転して好位から進出した。「トモが力強くなって二の脚が使えるようになった。今はポンと出てくれる感覚です」。大波乱の15年は3着までを4角5番手以内の馬が独占。ましてや今の東京は前が止まらない高速馬場。“好位に隠れる穴馬”にも当てはまる。
09、15年の16勝が最多だった武市厩舎。今年は既に11勝をマークし、過去にないペースで勝ち星を積み重ねている。「昔から馬のバランス、ハミ受けは大切にしてきた。それが結果に結び付きつつあるんだったらうれしいですね」。未勝利の重賞を前にしても師は自然体だ。「(重賞Vは)目先の勝利の延長線にあればいいくらいの気持ち」
勝利から約1年半遠ざかってはいるものの、ディープインパクト産駒の良血に重賞2着(16年愛知杯)の実績。激走の下地はある。師は「見てきてからは一番雰囲気がいい」と転厩3戦目での最高品質を保証。荒れるマイル女王決定戦。ウェポン着弾を見逃すな!