現役最長12週連続Vへ!角居師“自然体”東西7頭で勝負

2017年05月12日 05:30

競馬

現役最長12週連続Vへ!角居師“自然体”東西7頭で勝負
12週連続Vへの期待がかかる角居師 Photo By スポニチ
 いつも通り自然体―。名伯楽に記録達成へのプレッシャーはない。角居厩舎は今年29勝を挙げリーディング独走。2月26日の阪神8R・タニノアーバンシー(4歳以上500万下)勝利を皮切りに11週連続V。現役調教師の最長記録(中村師=07年6月24日〜9月9日、堀師=15年4月5日〜6月14日)に並んだ。
 「馬主さんや牧場の方々に感謝しないといけません。記録は意識していません。無理使いをしたくないので。いつも通り、いい状態の馬だけを使います」

 素質馬が秘めた能力を開花させ勝ち星を量産。トーセンビクトリー(中山牝馬S)、シャケトラ(日経賞)の2頭が重賞初制覇を決めれば、オークスTRスイートピーSも未勝利を勝ち上がったばかりのブラックスビーチがV。大舞台への切符をつかんだ。勝つべき馬が勝ち、厩舎スタッフの士気も高まり勝負の波が全てプラスに傾いている。

 先週は東西の重賞を含め11頭の大攻勢だったが、今週は東西7頭の出走。歴史的新記録が懸かるときでも、馬のことを第一に考える指揮官らしい采配だ。

 今週も素質馬がスタンバイ。土曜新潟4R・障害未勝利のレッドルーラーは、3歳時には若葉Sを制し皐月賞(18着)まで駒を進めた器。芝中距離で4勝を挙げ、近走も準オープンで勝ち負けを演じるなど平地力は高い。ディープインパクトを兄に持つ超良血・モンドシャルナ(土曜京都9R・蹴上特別)は初のダート戦。「母系的にはこなしてくれると思う」と期待。記録更新は目前に迫っている。

 ※貸付馬房の上限がなかった59年に尾形藤吉師が15週、13週連続Vを記録している。

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