伝統の長距離重賞「第131回目黒記念」(G2、芝2500メートル)は28日、東京競馬場で行われ、トップハンデを背負ったC・ルメール騎乗の8番人気フェイムゲーム(せん7=宗像厩舎、父ハーツクライ、母ホールオブフェーム)が2015年の「ダイヤモンドS」(G3)以来、2年3カ月ぶりの勝利を飾った。同馬は重賞5勝目。トップハンデの馬が目黒記念を制したのは2007年のポップロック以来10年ぶり。勝ちタイムは2分30秒9。ルメールは東京10Rで行われた日本ダービーに続いて同日2重賞制覇を達成。
メイショウカドマツが離して逃げ、ヴォルシェーブは中団、フェイムゲームはそのすぐ後方を追走。直線を向き、先に抜け出したハッピーモーメントをヴォルシェーブが外から捕えて先頭に立ったが、さらに大外から末脚を伸ばしたフェイムゲームが一気に差し切った。
1/2馬身差の2着は1番人気ヴォルシェーブ、さらに2馬身差の3着は13番人気ハッピーモーメント。前年のこのレースの覇者で骨折休養明けで1年ぶりのレースだったクリプトグラムは4着。