【大井・東京ダービー】60歳的場文男“36度目の正直”なるか?
2017年06月03日 08:00
競馬
そして今年最大の話題は、なんといっても「レジェンド」こと的場文男(60=大井)がついに悲願を達成するか…であろう。今まで35度東京ダービーに挑戦し、2着9回を数えながら、栄光の頂にはたどり着いていない。的場の今年の騎乗馬は、クラシック前哨戦の京浜盃3着馬ブラウンレガート(牡=大井・阪本一)。1冠目の羽田盃を熱発で回避するなどやや順調さを欠いてはいるが、羽田盃2着のヒガシウィルウィン(牡=船橋・佐藤賢)と差のない勝負を演じており、実力的には申し分ない馬だ。大井ダート2000メートルの舞台で、羽田盃馬キャプテンキング(牡=大井・的場)ら相手にどう勝負を挑むのか?今ごろ的場も熟考を重ねているはずである。
他にも、本番と同条件の東京ダービーTRを新鋭・滝川寿希也(川崎)の手綱で逃げ切ったポッドルイージ(牡=川崎・八木喜)や、11年クラーベセクレタ以来の牝馬による制覇を目指すアンジュジョリー(浦和・小久保)などが有力視されている。羽田盃3、4着のキャンドルグラス(牡=船橋・川島一)とホワイトソニック(牡=船橋・山中)、東京湾Cを圧勝したソッサスブレイ(牡=船橋・山本)も見くびれない。注目の一戦は大井競馬場の華やかなカクテルライトの下、7日20時10分に発走する。