【宝塚記念】我慢比べお任せ!レインボー評価“2割増し”

2017年06月23日 05:30

競馬

【宝塚記念】我慢比べお任せ!レインボー評価“2割増し”
DPコースでキャンター調整されるレインボーライン Photo By 提供写真
 【G1ドキュメント=22日】レインボーラインの取材をするために、菱田は浅見厩舎まで愛用の原付バイクを走らせた。タイミング良く浅見助手が目の前を通過したので原付バイク同士の“併せ馬”をもくろんだが結果は差し届かず…。2秒ほどの追走遅れで厩舎到着。
 「気持ちで走るタイプなので浮き沈みがない。切れ味勝負はできないけど、逆に“泥仕合”というのか、我慢比べになれば力を発揮できるよ。そういう意味で(坂のある)阪神はいいのかもしれない。道悪になっても問題ないしね」

 ミント系の細いタバコを立て続けに2本くゆらせた浅見助手は、レインボーラインが阪神を得意(2勝)とする理由を述べ、血統的にも道悪適性があると強調した。

 血統絡みで、意外な?データがある。重賞戦線で実績を残す浅見厩舎だが、宝塚記念に挑んだ馬は過去にメジロブライトのみ。その98年、同馬は春の天皇賞を制しており、宝塚記念は2番人気に支持されたが、希代の快足サイレンススズカの前に11着大敗。その時の2着がレインボーラインの父ステイゴールドだったのだ。近8年で5勝を挙げる産駒の活躍には、宝塚記念における“ブランド血統”と称されるのもうなずける。

 「(厩舎で)宝塚に出たのはメジロブライト1頭だけ?まあ、梅雨時やしね。ウチは軟弱なタイプが多かったかもしれんけど、レインボーラインは珍しく精神的に強い」

 日曜の天気予報は下り坂だとか。これは2割増しの評価が必要だろう。

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