【宝塚記念】スピリッツ道悪歓迎!全5勝中やや重2勝、重2勝
2017年06月23日 05:30
競馬
そこで浮上するのがスピリッツミノル。全5勝中やや重で2勝、重で2勝を挙げる。水曜に行われた最終追いは不良馬場のCWコースで力強い伸び。担当の橋本助手は「馬場を全く苦にせず、ノメらずきれいに走れていました。この馬はメンタルも強いですね」とアピール。パワーを要する馬場でもめげずに走り抜く強じんな精神力が、道悪での好成績につながっている。
もう一頭はミッキークイーン。鋭い末脚が身上ながら、重で2戦2勝。特に、今年の阪神牝馬Sではドボドボの馬場でも持ち味がそがれることなく、豪快な差し切り。浜中は「走りのバランスがいいから道悪を苦にしない。体幹が凄く強いので、乗っていてもバランスを崩したことがない」と分析。阪神【3300】の安定力も加味すると、昨年同様に牝馬がブラックを撃破する場面が見られるかもしれない。
サトノクラウンも京都記念連覇は、やや重&重。M・デムーロは「良でも重でも走り方が変わらない」と力強い。ゴールドアクターの中川師も「パンパンの良馬場よりは、渋った方がいい」と雨を歓迎。やや重〜重馬場の宝塚記念を1番人気で制したのは、近30年ではディープインパクトだけ。結末の行方は、空模様が握っているのかもしれない。