【有馬記念】初参戦「吉村師」リングをマツリダゴッホに姿重ね
2017年12月22日 05:30
競馬
「ドリームジャーニーが勝ってくれたのはいい思い出ですね。(同じ池江厩舎の)オルフェーヴルがラストランで勝ったとき(13年)は、もう自分が厩舎を開業していたけど、3歳で勝ったとき(11年)は技術調教師として池江先生にお世話になっていました」
そんな吉村師が「当日は独特で異様な雰囲気」と表現する年末の大一番。当初は目標にしていた香港ヴァーズに選出されず、ここに狙いを切り替えた。前走・エリザベス女王杯は7着とはいえコンマ3秒差。上がり3Fが33秒9とスローペースの決め手勝負で、しっかり脚を使っていた。「前走はスローペースでも折り合えたのが収穫。馬はフレッシュだし、ピークを過ぎた感じではない。状態はいいですよ」と力を込める。デビュー2連勝を飾って以来の中山遠征。「マツリダゴッホ並みのコース相性であってほしい」と、かつて中山の鬼と言われた07年覇者を引き合いに出して、この舞台への起用が好材料になることを願っていた。