【有馬記念】ブレス消えたX…両脚交わる歩様解消しスムーズに
2017年12月22日 05:30
競馬
生まれつき飛節が曲がっていた同馬。歩様を真後ろから眺めると、左右の後ろ脚は不自然に内側に入る。「入厩したばかりのころは両脚が交差してバツをつくっていたくらい」(同師)。いまだに歩き方には違和感が残るが、両脚が交わることはない。師は「トモが成長してスムーズに歩けるようになった。今日は三浦君にそのへんも確認してもらったから」と笑顔を浮かべた。
「この脚でもあんなに伸びるんだから。能力は世代屈指やろ」。8週連続で重賞連対中(8勝2着2回)と評価を高める3歳世代。骨折で春2冠は棒に振ったが、重賞2連勝(16年サウジアラビアRC→東スポ杯2歳S)を決めたブレスは当世代の顔だった。「中2週だけどいい状態をキープしている。一発狙いや」。消えたサインX。有馬攻略の鍵はこれかもしれない。