17年度JRA賞年度代表馬はブラック!2年連続の栄冠
2018年01月10日 05:30
競馬
シンボリルドルフ、ディープインパクト、ウオッカなど、日本競馬史に刻まれた名馬と肩を並べる2年連続の年度代表馬。北島オーナーは「引退式を終えたばかりで寂しい気持ちでしたが、2年連続で年度代表馬に選ばれたと聞き、大変名誉なことと感激しております。種牡馬という新しい道に進むキタサンブラックも喜んでいることでしょう。3年間という短い期間でしたが、ご支援いただいた競馬関係者、いつも心温まる声援を頂いたファンの皆さまには感謝しかありません。本当にありがとうございました」と喜びを語った。
北島オーナーにとって初G1となった菊花賞以降、積み上げたG1タイトルは7つ。大手牧場ではなく、日高の小牧場で誕生した地味な血統のブラックが、次々と良血馬をなぎ倒していく姿に、ファンは心を打たれた。そして何より、ひたむきに走り続ける姿が、近年、体調が優れず芸能活動をセーブしていた北島オーナーの心の支えでもあった。
今後は種牡馬として第2のステージが待つ。清水久師が「馬格があって背も高いし、種牡馬に向いている。どんな子を出すか楽しみ」と期待すれば、武豊も引退式で「ブラックの子でG1を勝ちます」と高らかに宣言。順調なら21年夏となる初年度産駒のデビューが、今から待ち遠しい。
▼清水久師 非常に光栄に思っている。王道のG1を6レース使い、1番人気で4勝してくれた。JRAで先頭に立って競馬を盛り上げてくれた。頑張ってくれたキタサンブラックに感謝したい。
▼武豊 2年連続の年度代表馬ということで、本当に素晴らしい馬だなと思います。このような馬に騎乗することができて光栄です。
◆キタサンブラック 父ブラックタイド 母シュガーハート(母の父サクラバクシンオー)牡6歳 大野商事 栗東・清水久 武豊 ヤナガワ牧場 6戦4勝 8億934万円(大阪杯、天皇賞・春秋、有馬記念)