【馬券顛末記】ゴールドドリーム出来が良すぎた?
2018年02月18日 17:11
競馬
それはそれとして、フェブラリーSの◎はゴールドドリーム。臨戦、血統、調教とも万全。あえて言うなら万全すぎて嫌、というやつだ。この感じは何となく分かってもらえると思う。1着ゴールドドリーム、2着にインカンテーションとベストウォーリア、3着にバラバラッと。わりとスムーズに2着を絞れて、当たりそうな気がしていたが…。さてレース。ゴールドドリームはスタートをあおり気味に出たが、10番手の外あたりを追走。3分3厘あたりから進出を開始したが、「うわ、早くない?」がその時に思った感想だ。直線外をスムーズに抜け出す、内を伸びてきたのはインカンテーション。でも、ゴールがまだ遠い。外からノンコノユメ。あー、この馬か。並んで一瞬はゴールドドリームが差し返しを図るが、最後に力尽きた。ノンコノユメが首差V。2着ゴールド、3着インカン。
どうもゴールドドリームは出来が良すぎた気がする。あおったのにそれなりの位置が取れたのもそう、いつもより反応が良かったのもそう。ライアンの仕掛けが早かったというより、追走がスムーズすぎて馬が行く気になってしまった感じ。最後に届かせるのが得意な馬なのに、ちょっと張り切りすぎてしまった。そのぶん完全に自分のレースをしたノンコノユメに差された…という分析をした。今後のために必要だからするが、馬券を外したあとのG1分析はむなしい。馬券で勝っても負けても、ピョンチャンか将棋に絡めてこの原稿のオチにしようと思ったが、その気力もない。とりあえず勝者を称えることだけは忘れず、ノンコノユメおめでとう。(仙波広雄@京都競馬場)