初のクラシックVに生産者の田上徹代表(35)は「中山に来る予定ではなかったが、エポカドーロの半弟(父ドゥラメンテ、セレクトセール上場予定)が昨日生まれて急きょ来られることになった」と頬を紅潮させた。創業した祖父の代にミホクイーンで83年桜花賞2着。父の代にマイネルレコルトで04年朝日杯FSを制したが皐月賞4着、ダービーは5着だっただけに格別の喜びだ。「自分が継ぐために帰北して初のお産で生まれたのがレコルト。3年前に代表になり初のお産がエポカだった。今日はレコルトの朝日杯(4枠7番)と同じ馬番で縁起がいいと思っていた」。父子3代で築いてきたものが勝利へ背中を押してくれた。