東京5R(芝1600メートル)新馬戦は、3番人気のエメラルファイト(牡=相沢、父クロフネ)が好位から抜け出し、1番人気ミディオーサの猛追を首差しのいで勝利。勝ち時計は1分36秒4(良)。
抜群のスタートを切ったが、先手を主張する内枠の2頭を行かせて好位3番手をキープ。終始、馬場のいい外を回りながら楽な手応えで追走すると、直線残り400メートルで石川がゴーサイン。鞍上の鼓舞に反応して力強く伸びた。さらに外からミディオーサが迫るも、「まだ子供だから抜け出してから遊んでいて2着馬が来てまた伸びた」と石川。「レース内容もレベルが高かったし、まだ伸びしろがある。距離はこのくらいがいいかもしれないが、攻め馬次第で変わってくると思う」と、着差以上の手応えを得た勝利だった。
「レースはまだ余裕があったし、見た目以上によかった。まだこれからの馬」と相沢師も満足顔。今後については「放牧に出して新潟2歳S(8月26日)を視野に入れるか、秋に備えるか。1600メートルくらいがいい気がする」とした。