24日の阪神5R、芝1800メートルで争われた素質馬集結の一戦を制したのは8番人気の伏兵ブレイキングドーン(牡2=中竹厩舎、父ヴィクトワールピサ)だ。ハナを切るモサの2番手に付けて折り合い、直線に向いて一気にスパート。後続は完全に置かれてしまう。2番人気アドマイヤジャスタも猛然と追い上げるが、3馬身差。1番人気ホウオウライジンは4着。
意表を突く圧勝劇に福永はしてやったりの表情。「強かった。馬場も内から乾いて来たので勝ちにいった。こんな強い勝ち方をするとはねえ。実戦の方がいい」と感心しきり。中竹師は「スローで流れも向いたが強かった。粗削りだけど、動き自体は良かったからね」と満足げ。次走に関しては未定。「クラシックディスタンスが合う。とりあえず夏場はゆっくりさせたい」と話した。
中竹師はこの日、函館5R(アスターペガサス)に続く新馬戦連勝となった。