武豊、圧逃VでJRA4000勝あと3!海外も注目「光栄」
2018年09月23日 05:30
競馬
「スタートを切って、内が行かなければ、自分で行こうと思っていた。(モズスーパーフレアも)気分良く走っていたので、直線半ばで押し切れると思った」
6枠12番から好スタートを決めると、迷いなくハナへ。けれん味のない逃げで前半3F(600メートル)が33秒2。後続に約1馬身半差のリードを保ちながら、直線に入っても脚色は衰えない。後半3Fも33秒8にまとめ、2着馬に3馬身半差をつけてゴールした。
続く12Rでも、5番人気デルマウオッカでゴール前の猛襲。惜しくも3/4馬身及ばずの2着に終わったが、華麗な手綱さばきでスタンドを沸かせた。
大記録まであと3勝。武豊は「なんだか“お待たせしている感”のある4000勝。いつどこで到達するかは神のみぞ知る」とおどけたが、海の向こうでも興味津々に見ている。先週のフランス遠征では現地の競馬関係者やメディアにその話題を振られ、「びっくりしました。海外の人に興味を示してもらえるなんて光栄」。もっとも、「次(10月7日、凱旋門賞)にこちらに来る時には当然、達成しているよね」とも言われたとか…。
23日も引き続き中山に滞在。11R「オールカマー」(G2)でモズスーパーフレアと同じ音無厩舎のダンビュライトに騎乗するなど計7鞍がスタンバイ。「(4000勝まで)あと3つになったことに関しては特に何もないけど、あと3レースで勝てるといいね」。02年には1日(10鞍)8勝の記録を持つ名手だけに、7鞍で3勝は決して至難の業ではない。