佐藤賢師へ恩返し米谷師1勝
2018年10月26日 05:30
競馬
狙い通りの勝利に笑みがはじけた。
新潟で騎手デビューしたが廃止に伴い、船橋に移籍。ムチを置いた後は調教専門厩務員とバレットを経験した後、昨年のNAR年度代表馬ヒガシウィルウィンが在籍中に佐藤賢二厩舎の調教師補佐を3年務めて合格を果たした。その佐藤賢二師から贈られた言葉が「焦らずやれよ」。それがあったからこそ、人間のペースに合わせず、馬優先の仕上げに徹する。
夢は通算900勝を超え、東京ダービーを3勝している「佐藤賢二先生を超えること」ときっぱり。「ハードルは高いですが、それが恩返しになるはず。先生のところで勉強したことに自分のアレンジを加えて、いい意味でのマイペースでやっていきたい」。まだ最初の一歩を踏みだしたばかりだが、そう言い切った表情は希望に満ちあふれていた。