野中、欧州武者修行の成果見せる 土日東京12鞍「楽しみ」
2018年10月26日 05:30
競馬
日本と欧州の違いはレースだけではない。調教場は「その辺の平原を走っているような感じ」。ラチがないため馬をしっかりコントロールする技術が第一に求められた。「小さい頃からあんな場所で乗れば欧州の騎手は自然とうまくなりますよね」。日本人と外国人騎手の腕の違いはどこにあるのか。その差を埋めるため、貪欲に吸収した。
「海外遠征は間違いなく技術のレベルアップにつながる。他の若手騎手には行かないでほしい」。こんな冗談が言えるのは、進化した自分に絶対の自信があるからだ。今週は土日とも東京で計12鞍に騎乗。欧州仕込みの騎乗テクを見せつけ、7カ月ぶりの白星を手にしてみせる。
◆野中 悠太郎(のなか・ゆうたろう)1996年(平8)12月29日生まれ、福岡県出身の21歳。15年3月中山でデビュー。同年7月19日の福島1Rキャラメルサレで初勝利。趣味はお笑い番組を見ること。座右の銘は凡事徹底。1メートル61、46キロ、血液型A。