菜七子 3度目の1日2勝!体幹トレ効果で勝ち星量産体制に

2018年11月12日 05:30

競馬

菜七子 3度目の1日2勝!体幹トレ効果で勝ち星量産体制に
<福島9R>トロピカルスパート騎乗の藤田はこの日2勝目を挙げ笑顔で愛馬をねぎらう(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 藤田菜七子(21)が福島競馬場で自身3度目のJRA開催1日2勝を決めた。
 まずは1R。3番人気アンビル(牡2=竹内)で好位から鋭く抜け出し、後続を3馬身ちぎった。手綱を取った前走3着の悔しさをすぐに晴らしたが菜七子は「前走よりは落ち着いていたけど、もっとリラックスすれば上手に走れると思う」と次戦を見据えた。

 2勝目は9R。トロピカルスパート(牝4=高橋文)の末脚を信じ、道中後方待機。差しの届きにくい福島ダート1150メートルを4角12番手からぶち抜いた。「前に行く馬が多かったので後ろから末脚を生かそうと…。展開も向いたけど、凄くいい脚を使ってくれた」と満足そうに振り返った。

 前日Vに続き、勝ち星量産態勢に入っている。リーディングも昨年の63位から40位へ。今年24勝目で昨年の14勝から10勝も上積みした。

 この好結果は地道なトレーニングのたまもの。毎週火曜に行う筋力トレーニングで身体面を強化。サッカー日本代表の長友佑都が広く認知させた体幹トレを続けている。「1本しか足のないゲタを履いて騎乗フォームをつくる練習をしている。単に筋力をつけるのではなく、馬に乗る想定をして筋肉をつけられるように」と菜七子。今、最もうれしいのは「デビュー時より、フォームが安定してきた」と言われること。キャリアを重ねても、そのまま成績が上がるわけではないのが騎手の世界。菜七子は順調な進化の道を歩み続けている。

 9度目の重賞騎乗だった福島記念のトミケンスラーヴァは残念ながら最下位16着に惨敗。「出負けしたのでポジションを取りたくて出していったんだけど、苦しくなった…」と悔しそう。それでも今の好調をキープしていればチャンスはすぐにやって来る。

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