日曜中山メイン「第11回カペラS」の追い切りが行われ、人馬ともに重賞初勝利を狙う藤田菜七子(21)騎乗のブラゾンドゥリス(牡6=尾形)が、美浦Wコースで躍動した。道中はグラスレオ(3歳1000万)の4馬身後ろ。鞍上は目立ったアクションを起こさずとも、直線は鋭く内から併入した。菜七子は「前の馬を追いかけて馬の感触を確かめてほしいという指示でした。最後の直線は凄くいい反応だった」と納得の表情で振り返った。
休み明けの前走・霜月S(14着)を使われたことで状態面はアップ。尾形師は「秋初戦はどうしても結果が出ないが、冬は得意なシーズンなので」と胸を張る。菜七子にとってこれが10回目のJRA重賞騎乗。「スピードがある馬なので、この馬のいいところを生かすような競馬をしたい」と意気込んでいた。