【マーチS】8番人気ティターンV!重賞初挑戦で大波乱呼ぶ激走
2019年03月25日 05:30
競馬
「お世話になっている先生(堀師)の馬なので勝ててうれしい。力があるのは分かっていたが気性に難しい面があった。そのあたりが良くなったのが結果につながった」。これでコンビ成績4戦3勝。1月AJC杯(シャケトラ)以来の重賞16勝目を挙げた鞍上はメンタル面の成長を勝因に挙げた。
名手モレイラを背にした2戦目の17年6月の500万下(東京)では勝つには勝ったが、直線で外にぶっ飛び、さらに内に切れ込んだ。そんな暴れん坊も6歳春を迎えて完成期に入った。表彰台に立った「サトノ軍団」の総帥・里見治氏(ティータンの馬主名義は里見治紀氏)は「今日はムチで叩かれても真っすぐ走っていましたね。気性が難しくて出世は遅れましたがこれくらい走ると期待していました」。今後はアンタレスS(4月14日、阪神)を視野に入れている。里見氏は「大きな馬なので小回りは厳しいですけど地方交流重賞にも出られるといいですね」と期待した。
◆サトノティターン 父シンボリクリスエス 母マチカネチコウヨレ(母の父デピュティミニスター) 牡6歳 美浦・堀厩舎所属 馬主・里見治紀氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績9戦5勝 総獲得賞金9432万8000円。