蛯名 マンハッタンカフェで天皇賞・春初勝利「一番強いと信じていた」
2019年04月25日 06:30
競馬
蛯名 既に菊花賞、有馬記念と強い相手を負かしていた。だから自信を持って乗った。
――ジャングルポケット、ナリタトップロードにマークされる形だったが。
全く気にしていなかった。自分の馬が一番強いと信じていたし、考えることが少なくて楽なレースだった。
――平成25、26年はフェノーメノで連覇。1年目は同馬にとって初の3000メートル超のレースだった。
スタミナがあってコントロールが利く馬。距離適性については心配していなかった。日経賞を勝って、馬も充実した状態でレースに入っていけた。
――2年目は日経賞5着からの臨戦で連覇。
あれ以上ないと思えるくらい、うまく乗れた。きれいに前が空いたし、全てがうまくいった。それまでの2勝は自信があって、馬も勢いがあって、受けて立つ形で強気に乗った。だけどこの時は正直、何かもうひとつ足りない中でレースを迎えた。どうしたら競馬になるかを考えながらも淡々と乗った。勝った時は不思議な感覚だった。
――京都3200メートルのポイントは。
総じて言えるのはリズムよく走ること。相手に惑わされず、その馬の特性や能力に合ったペースを考えながら走り切ることが大事。コーナーを6度回って直線。簡単に言えば“クルクルシュー”です(笑い)。
――平成最後はリッジマンで参戦。
父(スウェプトオーヴァーボード)は短距離系だが、体形も含めそういう感じは一切ない。母系のカーリアンが出ているんでしょう。
――意気込みを。
ステイヤーズSを勝った時が凄くいい状態。あの頃の出来に戻っていれば。さすがに相手が強いので大きなことは言えないが、この馬も成長したと思うので、いい走りを見せられれば。