【札幌記念】超絶フィエール2段ロケット!隙なし楽々併入
2019年08月15日 05:30
競馬
思い通りとばかりに手塚師が納得の表情で切り出した。「(5F)68秒くらい?予定通り。追いつく時の格好が良かった。無理していない。嶋田も天皇賞・春の時と同じくらいの出来と言っていた。いい形で競馬にいけると思う」。2頭準備は予定通り。めったに見ない“2段ロケット”併せ馬。負荷は相当なはずだが、並びかける時の迫力、スピードが上がってからの四肢の回転はさすが。天皇賞以来、約4カ月ぶりの実戦となるが隙なく仕上がった。
1週前追いに乗ったルメールは「春よりパワーアップしている」と語った。嶋田も同意した。「運動していても安定感があってしっかりしている。以前は角馬場でふざけるようなところもあったが、今はない。改めて、いい馬だなと思った」
小回りの2000メートルは確かにポイント。だが、4角手前から動いた天皇賞から想像すれば、札幌でも勝負どころで機動力を発揮できそうだ。手塚師は「小回りは特に気にならない。この距離が駄目ということもないと思う」。何より、相手が強いほど燃えるタイプだ。同世代のダービー馬ワグネリアンとは初対決となる。「ワグネリアンとやれるのは楽しみ。これだけのメンバーで結果を出せれば価値も上がる」。秋には世界最強のエネイブルも待っている。ここで足踏みはできない。