【秋華賞】“機は熟した”ノワールが波乱の使者
2019年10月09日 05:30
競馬
藤後助手が語り始めた。「前走はあんな勝ち方をしてくれて驚いた。成長を感じさせる強い内容だった」。メンバー最速の末脚(3F33秒6)で差し切った夕月特別。単勝1・8倍の断然人気に難なく応えた。「スタートが良くなってレースぶりが安定してきた。前走の感じなら2000メートルに延びてもこなしてくれそう」。1400メートル→1600メートル→1800メートルと段階を踏んで距離を延ばしてきた。おかげで馬も戸惑うことなく対応できた。
姉ローブティサージュも須貝厩舎所属だった。12年阪神JFを快勝した実力馬だ。「姉は激しい気性だったようだが、この子はおとなしくて可愛らしい」と柔和な笑顔を見せた。そして「前走後もしっかりカイバを口にしている。馬体は同じくらいか少し減るかもしれないが、相変わらず具合はいい」と好調をアピールした。
須貝厩舎でじっくりと鍛えられ、ここに来て2連勝。G1に挑むタイミングとしては、これ以上ない。今日の最終追い切り。どんな動きを見せるのだろうか。