【天皇賞・秋1週前追い】アーモンド、ラスト1F12秒2 メンタル面成長
2019年10月18日 05:30
競馬
万全をアピールした。レースでも騎乗するルメールを背に、リラックスした様子でコズミックフォース(4歳オープン)を追走。直線でスッと内へ入ると、鞍上の手綱が少しだけしごかれる。ギュンと加速して2馬身突き抜けた。5F66秒4、1Fは12秒2。ルメールは「手応えがとても良かったし、直線でいい脚を使えた。ゴールの後はちょっと疲れていたけど、(追い切りは)来週もう1回ある。問題ない」と納得の口ぶりだ。
ルメールだけが決戦の行く末を知っているのかもしれない。9戦中8戦の手綱を取ったアーモンドアイはもちろん、サートゥルナーリアも皐月賞&神戸新聞杯で2戦2勝。どちらの背中も知る男がヒントをくれた。「サートゥルナーリアの前走はめちゃくちゃ強かった。でもスローだったから。今回はメンバーが違う」。そして、少しだけ語気を強めて「アーモンドアイの能力は分かっている。彼女が自分の力を出し切ってくれたら心配はないです」
国枝師、ルメールともに春からの成長で挙げたのは「メンタル面」。鞍上は「4歳秋はレディーになる時期。難しくなる馬もいるけどこの馬は慌てない」と話す。陣営からにじみ出るのは“打倒サートゥルナーリア”への自信。令和一番の大決戦は目の前だ。