【エリザベス女王杯】ラヴズ95点!曲線美の輪郭、肩の傾斜の滑らかさに一流の資質
2019年11月06日 05:30
競馬
17年セレクトセールで1億7280万円の値が付いた高額ホースにふさわしい馬体と血統。オークス前には腹周りだけが寂しく非力に映り、「兄さんの立派な腹袋を少し分けてほしい」と書きました。ボリューム不足だった腹周りもひと夏越して太めに映るほど余裕が生じています。兄さんがこちらの依頼通りに腹袋を妹に分けてくれたのかもしれません。
オークス時に比べて、立ち姿も大人びてきました。当時は蹄の後部が浮くほど左トモを流して立っていましたが、今回はしっかり大地をつかんでいます。オークス時と同様にモグシ(簡易頭絡)だけで穏やかにたたずんでいます。従順な気性はひと夏越しても変わっていません。
右前蹄炎症を克服しての復帰戦。右前蹄の角度がきついためトラブルを起こしやすいのですが、その右前には新たにエクイロックス(接着装蹄)を施してきました。欠損した城郭の一部を補修するように。秋初戦へ万全の備え。無敗ロードを進む曲線美の女王です。