【エリザベス女王杯】サラキア90点 絶妙なバランスで舞う

2019年11月06日 05:30

競馬

【エリザベス女王杯】サラキア90点 絶妙なバランスで舞う
絶妙なバランスをしているサラキア Photo By スポニチ
 上り口説の踊り手 馬の気性は蹄跡でもうかがうことができます。サラキアの馬体写真はまず前脚の着地した砂地から見てください。周辺には蹄跡が一つもありません。これは余計な動きをせず、指示された通りに1回できちんと立ったことを示しています。従順な気性なのでしょう。もっとも、デコボコした砂地だと蹄跡を判別できません。きれいに整地された舞台に立ったからこそ、うかがい知れる馬の気性。美しい首里城の舞台に立った琉球舞踊の踊り手のような立ち居振る舞いです。
 体つきにも琉舞の踊り手を思わせる絶妙なバランスがあります。440キロ前後の体重の割には筋肉も過不足なく身につけています。ディープインパクト産駒ならではのしなやかさ。いや、琉舞の踊り手のようなしなやかさと言ってもいい。牝馬らしからぬ落ち着きも好ましい。首里城で頻繁に演じられてきた琉球舞踊「上り口説(ぬぶいくどぅち)」は琉球王朝の使者が薩摩へ上る際の航海の無事を願った踊りです。サラキアはローマ神話の「海の女神」だとか…。

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