【朝日杯FS】ライトボルト“電撃一発”ベスト舞台で稲妻走る激走を!
2019年12月11日 05:30
競馬
そこで友道厩舎のジュンライトボルトだ。4戦1勝。2戦目に阪神芝1800メートルの未勝利を大外から上がり3F33秒4の末脚で快勝。昇級後は3→2着と勝ち切れていないが、現役ダービー馬2頭を擁する超実績トレーナーは「昇級後もしっかり走れている」と惜敗を評価。その上で今回にプラスを見込む。
「左にもたれるので右回りの方が競馬はしやすい。それにコーナー、コーナーで気を抜いて置かれてしまう。現状ではワンターンの方が競馬はしやすいですね」
阪神芝1600メートルこそ現時点で力を発揮するのに適した条件と指摘する。加えて、前走後はすこぶる順調。1週前はCWコース単走で軽快に駆け抜けた。6F86秒0~1F12秒6の時計以上にスピード感のある動きだ。
「遠征の疲れはないし、変わりなく順調。中身が詰まって体がしっかりしてきた」
血統は曽祖母エアグルーヴ。近親ドゥラメンテ、ルーラーシップ、アドマイヤグルーヴなど、きら星のごとく大物がそろう日本屈指の名門牝系。同系の大物が示す通り、じっくりと力をつける馬が多い。トレーナーは当然、来春やその先をにらみつつ、それでいて現状で甘やかさない2歳G1チャレンジだ。この牝系の馬に対して、友道師の「しっかりしてきた」という言葉の意味は軽くない。