【朝日杯FS】武ビジョン、折り合い課題も「我慢利いた」ラスト12秒5
2019年12月12日 05:30
競馬
その1週前追いに騎乗した武豊は「いい動きだった」と好感触を口にした上で課題も挙げた。「気持ちが前向き過ぎる。前走(京王杯2歳S1着)に乗ったクリストフ(ルメール)に聞いたら“返し馬で止まらなかった”と。レースも掛かっていた。クリストフがあんな変な格好で引っ張るのは珍しいから」
武豊はJRA・G1全冠制覇へ朝日杯FSとホープフルSを残すのみ。朝日杯は過去19回騎乗し2着4回。全て3/4馬身差以内とわずかな着差に涙をのんできた。「僕は勝っていないジョッキーだから」と自虐する一方で「折り合いに課題はあるが凄くいい馬が回ってきた。チャンスはある」と色気十分。現時点でホープフルSに騎乗予定馬がなく、今年中の全冠達成は難しい状況だが「それでもリーチはかけておきたい」と前人未到の大記録へ意欲をのぞかせた。
今年はワールドプレミアで菊花賞を制し昭和、平成、令和と初の3元号G1制覇を達成し、レジェンド健在をアピールした武豊。次なるターゲットは鬼門突破。20回目の挑戦で悲願成就なるか。