【大井・金盃】10歳トゥルー、8馬身差圧勝連覇！森「完璧な競馬」

2020年02月06日 05:30

競馬

　伝統の長距離重賞「第64回金盃」（S2）が5日、大井競馬場で行われた。2番人気のサウンドトゥルーが直線豪快に突き抜けて、このレース連覇を達成したした。同馬と2着フレアリングダイヤに「第65回ダイオライト記念」（G2、3月11日、船橋）への優先出走権が与えられた。

　直線だけで2着に8馬身。まさに10歳とは思えぬ強さだった。「予想以上に完璧な競馬ができた」。そう森が振り返ったが、それが結果に表れた形だ。普段はもたつくスタート直後もスッと流れに乗って折り合いをつけると各コーナーごとペースに合わせてポジションを上げていった。4コーナーでも手応えは抜群。「追って反応すれば勝てると思った」（森）の期待通りに直線伸び切って見せた。

　「この年でもまだやれることを確認できた。今年1年しっかり管理して頑張りたい」と佐藤裕師。次走は未定だが、古豪がどこまで勝利を積み重ねるかという新たな注目点が生まれたことは間違いない。

　2着フレアリングダイヤ（楢崎）距離適性はありそう。抜け出してからソラを使う感じだったので馬がいれば差は詰まったが。

　3着トーセンブル（本田重）毎回いい脚を使ってくれるが…。もう少し流れてくれればよかった。

　◆サウンドトゥルー　父フレンチデピュティ　母キョウエイトルース（母の父フジキセキ）　セン10歳　船橋・佐藤裕太厩舎　馬主・山田弘氏　生産者・北海道新ひだか町の岡田スタッド　戦績60戦12勝（南関東26戦5勝）　総獲得賞金7億713万8000円。