【マーメイドS】菜七子ナルハヤ関西重賞初Vや!万全ラスト12秒2、梅田師「いい動き」
2020年06月12日 05:30
競馬
ナルハヤは木曜に坂路で最終追い。上がり重点ながら、軽快なフットワークで4F55秒4~1F12秒2。梅田師は「今日はしまいだけ。ハミを掛けて反応を確かめたけど、いい動きだった。ムチを入れたら(ラスト1F)11秒台が出たかと思うぐらい」と感心しきり。関西は10日に梅雨入り。5走前の小倉1勝クラス(芝2000メートル)で重馬場をものともせず、菜七子を背に逃げ切っているだけに、道悪は歓迎だ。
ナルハヤはデビュー31戦目にして重賞初挑戦。オーナーは俳優の陣内孝則だ。師は「オーナーがオーナーだけに、目立ってしまうよね。ジョッキーとの手も合っているし、それに合わせて馬も良くなっている。菜七子は勘がいい。ポジションを取りにいく瞬時の判断に長(た)けていると思う。迷いがないからね。騎乗ぶりも凄くセンスが良くなっていると思う」と絶賛した。
マーメイドSは2年続けてハンデ51キロの馬が勝っている。今年51キロで出走するのはナルハヤのみ。芝重賞初制覇のチャンスだ。菜七子は「素直で凄く性格のいい馬。一回ごとに力をつけているのを感じています。同型もいますが、ゲートが速いのが武器なので、それを生かして逃げにこだわっていきたいし、積極的な競馬をするつもり。オーナーには以前お会いした時に“頑張ってください”と言われました。自分自身は久々の阪神なので、もう一度勉強して臨みたい」とコメント。阪神遠征は17年3月以来3年3カ月ぶり。初の関西での重賞挑戦は残念ながら無観客だが、画面を通じて菜七子スマイルを届けることができるか!?