【ジャパンC】(5)デアリングタクト&(6)コントレイル、同期3歳並んだ 後輩3冠馬2頭が女王圧倒か
2020年11月27日 05:30
競馬
「毎年、ジャパンCは馬場が良ければ内有利だが、今年はそうじゃない。(ゲートに後に入る)偶数枠だし、ここは絶好だな」
菊花賞1着から中4週。3000メートルを走りきった疲労は過酷なモノだった。「ガクッと状態が落ちて…。先週のままだと回避しようかと思ったぐらい」。本音を漏らしたが怪物級の回復力で指揮官を驚かせた。「水曜に坂路を上っている姿を見て“いいなあ”と思った。一番良くなったのは馬の張り。本当に良くなった。すがすがしい気持ちで送り出せる」万全の仕上がりで世紀の一戦に向かう。
3冠馬3頭で、最もゆとりを持って臨むのは無敗3冠牝馬デアリングタクトだ。真っ先にジャパンC参戦を表明し、順風満帆な過程。杉山晴師は「不満なところはない」と自信。
注目の枠番は奇数の[3]枠(5)番に決定。「内にアーモンドアイ、外にコントレイルですか」とニヤリ。続けて「極端じゃないし、ジョッキーが枠なりの競馬をしてくれると思う。奇数は勝っているので大丈夫」と好感触を口にした。同舞台で行われた今春オークスがすぐ横の(4)番から2冠。ゲートから見える風景が同じなら、鞍上・松山もシミュレートしやすいはず。ゲート先入れで一般的に嫌われる奇数番でも桜花賞((9)番)、秋華賞((13)番)で優勝とOKだ。ちなみに、昨年の勝ち馬スワーヴリチャードは[3]枠(5)番発進だった。
3歳の勢いが絶対女王アーモンドアイを圧倒するのか?同期ワンツーの期待も膨らみ、夢対決のボルテージはさらに上がってきた。