20年度JRA賞年度代表馬はアーモンドアイ!3歳3冠2頭相手に“圧勝”で2度目の受賞
2021年01月07日 05:30
競馬
管理した国枝師は「大記録も作ることができ、輝きを保ったまま最後まで頑張ってくれました。アーモンドアイには感謝しかありません」。G1・9勝全てで手綱を取ったルメールは「最後まで無事に走り切って引退してくれて良かったです。忘れられない馬。3年間、騎乗することができて幸せでした。彼女の子を楽しみにしています」とコメントした。
2年ぶりの年度代表馬と、最優秀4歳以上牝馬のタイトルを手に、繁殖牝馬としての第2の生活へ。昨年12月19日に中山競馬場での引退式を終え、すでに生まれ故郷の北海道ノーザンファームへ移動済み。初年度の交配相手はエピファネイアを予定。新型コロナの感染拡大を受け、まだ牧場に合いに行けていないという国枝師は「できれば子供もうちの厩舎で預かりたい」と話す。初子は早ければ24年にデビュー。歴代最強牝馬のDNAを受け継ぐ2世がターフでどんな走りを見せてくれるのか、ファンは待ちわびている。
▽JRA賞 啓衆社(専門紙ケイシュウニュースの前身)主催で1954年スタート。72年からはJRA発行の月刊誌「優駿」選定となり、87年からJRA賞としてJRA主催になった。選考方法は年度代表馬、各部門賞を全国の競馬記者クラブ11団体に所属する記者(クラブ歴3年以上、会友含む)283人の投票で決定。地方馬、外国馬も選考の対象。3分の1以上の得票を得た1位馬を授賞馬に決定。3分の1に達しなかった場合は選考委員会が授賞馬を審議する。
▼シルクレーシング・米本昌史代表 まずは名誉ある年度代表馬に選出いただいたこと、また素晴らしい馬たちが素晴らしいレースをした中で選出いただいたことを大変光栄に思います。国枝厩舎、牧場スタッフの皆さまをはじめ、この馬に関わられた全ての方々に感謝申し上げます。現在は無事に引退し、繁殖牝馬としてのキャリアをスタートしておりますので、子がデビューした時にはまた変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。
◆アーモンドアイ 父ロードカナロア 母フサイチパンドラ(母の父サンデーサイレンス)牝6歳 シルクレーシング 美浦・国枝 ルメール ノーザンファーム 4戦3勝 6億1745万2000円(ヴィクトリアマイル、天皇賞・秋、ジャパンC)