【川崎記念】カジノフォンテン、10年ぶり地方馬V!3馬身差の圧勝
2021年01月28日 05:30
競馬
「いつも逃げようと思って乗っている」(張田)と言うように、この日は1番枠を生かしてハナを主張。1周目の直線で絶妙なスローペースに落とすとコーナーを周回するたびにうまく息を入れてリズムをつくった。4コーナーでも抜群の手応え。セーフィティーリードを奪っていたものの「余裕はなく、いっぱいいっぱいだった」と張田はG1のプレッシャーを振り返った。馬場を味方につけたにしても終わってみれば3馬身差の圧勝劇。地方からのニューヒーロー誕生の瞬間だった。
「まだ成長しているし、どこまで行けるか大きいレースに挑戦したい」と先を見据えた張田。それに応えるように山下師も「直行か間にレースを挟むかは分からないが、次の目標はかしわ記念(5月5日)」と2つ目のG1獲りへ照準を定めていた。
◆カジノフォンテン 父カジノドライヴ 母ジーナフォンテン(母の父ベストタイアップ)牡5歳 船橋・山下貴之厩舎 馬主・吉橋興生氏 生産者・北海道登別市の登別上水牧場 戦績19戦10勝 総獲得賞金1億5585万円 重賞は20年勝島王冠以来3勝目。