【共同通信杯】3冠福永が導く!良血シャフリヤール 藤原英師も将来性期待「いい意味で分からない」
2021年02月09日 05:30
競馬
その後は焦らず放牧へ。同助手は「年末に帰ってきたけど、体つきは少しずつ大人っぽくなっている」。福永を背にした1週前追いはCWコース3頭併せの真ん中から鋭く伸びて最先着。ミスターメロディやフィエロを担当した腕利き助手は「乗り味が凄くいい馬。背中の使い方が柔らかくて、しなやか」と絶賛する。
キャリア1戦でのVなら、福永が騎乗した15年のリアルスティール以来。同助手は「結果が出れば先が楽になるし、このあとも見えてくる」と大舞台を見据える。昨年、コントレイルとのコンビで3冠を制した鞍上を背にクラシックに殴り込む。
≪母ドバイマジェスティ 産駒は中距離活躍≫母ドバイマジェスティは米国の芝ダートで計12勝したが、勝ち星は全てマイル以下。ラストランとなった10年BCフィリー&メアスプリントでG1初制覇を飾り、その年のエクリプス賞最優秀短距離牝馬に輝いた。スピード型の血統だが、産駒は中距離で活躍。ディープインパクトとの交配はシャフリヤールで5頭目となる。全兄アルアインはマイル戦でデビューしたが徐々に距離を延ばして17年の皐月賞V。19年の大阪杯も制した。全兄ダノンマジェスティも1800~2200メートルの距離で3勝しておりクラシック向きと言える。
▽共同通信杯 1967年に創設された「東京4歳S」が前身。83年に「共同通信杯4歳S」に改称され、01年から馬齢表記の変更に伴って現在のレース名に。近年は“トライアル以上”にクラシックに直結する出世レースとなった。過去10年の連対馬のうち5頭がクラシックホースとなり、3頭がクラシックで2着に好走。12年には1着ゴールドシップが皐月賞&菊花賞、2着ディープブリランテがダービーを制した。1着馬のみではなく2着馬の反撃も見逃せない。