【フェブラリーS】G1男ミルコでヘリオス一発あるぞ
2021年02月19日 05:30
競馬
根岸Sは直線に入って“突き抜けるような”手応え。その瞬間、△の印にしたのを後悔したぐらいだった。だが、なかなか進路が開かない。最内のスペースを確保できたのは残り200メートルを過ぎてからだった。スムーズに追えていたら…。レース後、次のレースでは重い印を打とうと決めた。
デビュー当初は芝の中距離戦を使われていたが、寺島厩舎に転厩したのがターニングポイントになった。転厩2戦目からダートの短距離路線へシフトチェンジ。そこから4勝を挙げ、2走前の霜月Sでオープン特別も制した。「2走前は強気な競馬で押し切ってくれたし、距離はマイルでもいいかなと思った。ミルコ(デムーロ)が乗ってくれるし、スムーズなレースをしてくれたら」と意気込む。
新コンビの鞍上は15年以降、JRAのダートG1・4勝。フェブラリーSは16、17年に連覇した。人気はないが、一発に期待したい。取材を終え、「ありがとうございました」と立ち去ろうとすると、師から「ミスマンマミーア(ダイヤモンドS出走)は聞かなくていいの?」と逆質問。「状態もいいし楽しみ」と好感触だ。東京の土日メインは寺島厩舎の2頭に注目しよう。