【オークス】ファインルージュ操作性の高さで勝負
2021年05月20日 05:30
競馬
前走の桜花賞はスタートから促す形で中団へ。直線はサトノレイナスの末脚ばかりが目立ったが、この馬もジリジリ伸びている。ソダシとは0秒7差の5着。逆転がかなわない着差とも思わない。父も母父もダービー馬。東京2400メートルでこその印象も受ける。
「体形的には“マイルよりも長い方が”と思っています。最終追いはジョッキーに乗ってもらって話もしますけど、現状はタメてしまいを生かす形がいい。この中間は少し行きたがるところを見せているので、前半消耗しないで運べるかがポイントになります」
この日の朝は結局、雨が落ちることはなかったが、週間天気予報には傘マークが並ぶ。梅雨はこれから本番。当日が道悪になる可能性もある。不良馬場で勝った新馬戦を引き合いに「雨が降ってイヤだなということはないですね」とキッパリ。デビュー3走の上がりが34秒9、34秒1、34秒1。的確に末脚を刻めるのが魅力だ。直線の長い府中で、逆襲に燃える。