【ダービー】12頭出走予定、ノーザンF・吉田俊介副代表「何とかして勝ちたい」
2021年05月27日 05:30
競馬
数あるG1の中でもダービーは別格。「個人馬主の方、クラブの会員の皆さまも、ダービーに出走、勝つことを目標にされていると言っても過言ではないと思います」。そのダービーを15年から4年連続で同生産馬が制した。だが、近2年は苦杯をなめた。「いつも一生懸命にやっていますが、どうして勝てなかったのかと…本当に悔しい思いをしました」。だからこそ今年のダービーに懸ける思いは強い。皐月賞馬エフフォーリアをはじめとして超豪華なラインアップ。「今年は期待できる馬がたくさん出走できるので、なんとかして勝ちたいと思います」。ノーザンファーム勢が2年分の忘れ物を取りに行く。
《母がクラブ所属馬→産駒は同クラブで募集多く》ひとくちにノーザンファーム生産馬といっても、クラブに所属する馬もいれば、セレクトセールに上場される馬もいる。その分け方に明確な決まりはないが、母がクラブ所属馬だった場合は同じクラブで募集されることが多いという。例えば、シーザリオと、その子エピファネイアはキャロットファーム所属、ジェンティルドンナとその子モアナアネラはサンデーレーシング所属など。
◆吉田 俊介(よしだ・しゅんすけ)1974年(昭49)4月13日生まれ、北海道出身の47歳。慶大卒。98年ノーザンファーム入社。同ファーム空港牧場場長を経て、現在は同ファーム副代表。サンデーレーシングの代表取締役も兼務する。父はノーザンファーム代表の吉田勝己氏。趣味はサッカー観戦。