【ユニコーンS】ゲンパチフォルツァ ビッシリ併走で伸び伸び!黄金ルートで目指せダート王
2021年06月17日 05:30
競馬
前走・青竜Sを大外13番枠から2番手で立ち回って快勝。武豊の好判断が光った。「この馬の長所はパートナーとのコミュニケーションがうまいところ。騎手の言うことを素直に聞く。そういう意味でも前走はジョッキーがうまくいいところを引き出してくれたね」と指揮官は絶賛した。ただ、不安も正直に口にした。「ベストは1400メートル。前走は勝ったけど1600メートルは半信半疑。前走は完璧な騎乗だったからね。最初の1F、馬に遊びを持たせたレースをしてもらいたい」。元騎手らしい独特の表現で初騎乗の木幡巧に託した。
青竜S勝ち馬は過去6年中5頭がユニコーンSで3着以内をキープ。そして、その後に出世を遂げている。ユニコーンSは過去6年の勝ち馬が全てのちにG1馬(地方交流含む)となった出世レース。まさにダート王への登竜門だ。
来年2月で定年引退を迎える69歳の指揮官は「引退前に重賞を使える馬が出てくるなんてうれしいよね」。来年2月のG1フェブラリーSに管理馬を出走させ、有終の美を飾りたいとの思いがある。その夢を担うのは…ゲンパチフォルツァかもしれない。