【宝塚記念1週前追い】クロノジェネシス パワフル末脚魅せた!ルメールと初コンタクト「瞬発力ある」
2021年06月17日 05:30
競馬
ところが、ルメールの表情は意外にも険しい。2週前に手綱を取った福永の手放しの笑顔とは対照的。そう、彼なりのプレッシャーを感じているのは事実。
「元気いっぱいだね。今朝は先生(斉藤崇師)の作戦じゃなかったけど、大事なのは冷静に走らせること。リラックスできたと思う。直線は無理せず伸びて、手応えは凄く良かったよ」
昨年は宝塚記念、有馬記念の両グランプリを制した名牝。戦歴はすでにインプット済み。レースイメージを組み立て始めている。
「今朝は折り合い、走り方、反応を観察したけど、乗りやすいし欠点がない。レースを見るとミドルポジションから、段々加速してくるイメージ。瞬発力があるし最後まで頑張るね」
初めての海外遠征となった前走のドバイシーマクラシックでは世界の強豪相手に2着。敗戦を糧として、さらにスケールアップを感じさせる。ルメールは大役を任された責任とファン投票1位13万7448票の重みを感じている。
「重要なのはコンディション。いいコンディションなら勝つことができる」とさらり言う。譲れない春のグランプリまであと1週間だ。