【中京記念】ロータスランド 馬なりで余裕たっぷり!辻野師「ハジける準備できた」
2021年07月15日 05:30
競馬
「1週前は最後で仕掛けてもらったけど、いい時計が出てビックリ。短期放牧で緩んだネジを締める意味でも、意図した調教ができました。今週は気温も上がって輸送もありますし、整える程度。レースでハジける準備はできたと思います」
進撃の陰に工夫あり。ロータスランドは角居厩舎の解散により、3月に転厩してきた。同厩舎で研さんを積んできた辻野師。右前脚のツメに不安を抱えており、蹄鉄を替えた。それが大きな効果を生んだ。
「四分の三(しぶんのさん)蹄鉄というものなんですけど、これに替えて歩様が劇的に良くなりました。過重の負担なく走れます。ストレスがなくなりましたし、その効果もあって毛ヅヤも良くなりました」
転厩後は1勝クラスからポンポンと3連勝。結果として実を結んだ。コーナー4つは初めてとなるが、先行できるし、競馬センスのある馬。うまくこなしてくれるだろう。「もともと期待が高かったですし、ようやく素質が開花してくれました」。もう止まらない。3月開業の気鋭ステーブルが重賞初Vへ。夏の小倉で大きな一歩をしるす。