【伊勢崎・オートレースグランプリ】篠原 SG初制覇、無冠の帝王返上「やったあ~」
2021年08月16日 05:30
オート
前線の影響で2日目以降は不安定走路。外からの捲りは不利、先行した者勝ちのインコース一本道。勝負を分けたのはスタートと序盤の位置取りだった。「最高のスタートが切れました」。フライング後の2回目のスタート。重富のS攻勢を受け止め1コーナーを先制した。長い、長い、10周回。道中は史上最年少SGグランドスラムが懸かった鈴木圭に迫られながら「しんどかったけど、楽しかったです」と歓喜のフィニッシュを駆け抜けた。
「オヤジ(元選手の故篠原忠次さん)の顔が目に浮かびました。喜んでいると思います。諦めず頑張ればいいことがあるんだな」。父の背中を追いかけて飛び込んだオートレースの世界。真夏の夜の夢を手にし、さらなる活躍を誓った。
◇篠原 睦(しのはら・あつし)1977年(昭52)6月8日生まれ、山口県出身の44歳。99年4月1日に26期生として登録。飯塚支部所属。同期は木村武之、松尾啓史、内山高秀、久門徹、田中茂ら。通算37V(SG1V、G2・3V含む)1メートル69、55キロ。血液型B。