【菊花賞】タイトルホルダー 逃げ切ってG1初制覇!亡き父ドゥラメンテの“忘れ物”を天国へ届けた
2021年10月24日 15:45
競馬
8月31日に急逝したドゥラメンテ産駒としてもG1初制覇。父は“現役時代”の2015年に皐月賞、日本ダービーを制しクラシック2冠を達成するも、最後の1冠である菊花賞は骨折のため出走を断念。父が“忘れた”タイトルを天国へ届けることが出来た。
鞍上の横山武は今年の皐月賞(エフフォーリア)以来となるJRA・G1通算2勝目。複数の馬で同一年のクラシック2勝は騎手では2019年のC・ルメール(皐月賞サートゥルナーリア、桜花賞グランアレグリア)以来、2年ぶり史上16人目の出来事となった。
管理する栗田師は、これが記念すべきJRA・G1初制覇。開業11年目迎えた同師は9日にJRA通算200勝を達成。JRA・G1は過去11度挑戦し、今年の皐月賞タイトルホルダー2着が最高位だった。
▽菊花賞 英国セントレジャーに範を取って1938年創設。優秀な繁殖馬を選ぶ趣旨があり、出走は3歳の牡馬と牝馬に限られ、セン馬は出走できない。クラシック3冠の最終関門で「皐月賞は最も速い馬、ダービーは最も運がある馬、菊花賞は最も強い馬が勝つ」と言われる。過去にセントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルの8頭が3冠馬に輝いた。今年は京都がスタンド改修工事中のため、42年ぶり2度目の阪神開催となった。